売れる法則がここに!:マーケティング力アップサイト
MBA中小企業診断士のマーケティングサイト

MBA中小企業診断士のマーケティング

●トップページ

●メルマガ(無料レッスン)

メールアドレス(半角)

●メルマガバックナンバー

●経営戦略とは

●マーケティングとは

●マーケティングの基礎

●マーケティング脳とは

●マーケティング戦略とは

●売上5原則

●マーケティングと営業

●BtoBマーケティング

●マーケティング用語集

●マーケティングコラム

●かかりやすい症候群

●マーケティング発想法

●就職活動とマーケティング

●おすすめの本

●プロフィール

●このサイトについて

●リンク集

●メール・お問合せはこちら↓

 

 

 

このサイトはラーニングパラダイス(エルパラ)が運営しています

MBA中小企業診断士のビジネスパーソン応援サイト

(C) LearningParadise
禁無断転載

 

マーケティングパラダイス主宰者のコンサルティング会社

ストラテジー&タクティクス株式会社

マーケティングメルマガ バックナンバー



売れたま!のバックナンバーです。

前号へ  次号へ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ■売れるマーケティングは他業界から学ぼう!(売れたま!)■ 
〜MBAの中小企業診断士がそっと教えるパワフルレッスン〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━Vol.030 2003/09/29
購読者:1,680名 (まぐまぐ:1,501 メルマ!:152  Macky!:27)

 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
 ■■■■___今日のヒント:リポビタンDの味____■■■■
 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今日のポイント ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

うまく行っている商品でも、継続的に改善を行い、飽きられたり、競
合に追いつかれるのを防ぎましょう。それにより顧客維持率の向上が
見込めます。

◆◆◆◆◆◆◆◆成功事例・元気が出る話募集中◆◆◆◆◆◆◆◆◆

●「こんなことをやったら、売上が上がった」という事例
●元気づけられるようなちょっといい話

を募集中です! para@Lpara.com までメールください。ご紹介して、
皆様の成功・元気の素としたいのです。感想もお待ちしてます!

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆今日のヒント:リポビタンDの味
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●人知れず変わっているリポビタンDの味

頑張るビジネスパーソンの力強い味方、大正製薬のリポビタンD。私
は、大学生時代から愛飲しています。元気も出ますが、味も結構おい
しいですよね。

市場シェア50%の圧倒的な強さの秘密は、「ファイト 一発!」のC
Mはもちろん、味の継続的な改良にもあるのです。

読売新聞 2002/05/29 P11 朝刊 のリポビタンDの記事からです。

「その後、人々の嗜好の変遷に合わせ、内容成分の配合の変更は計十
回を数える。大正製薬総合研究所(さいたま市)の「内服液剤研究
室」のメンバーが、定期的に新しい風味を三、四種類開発し、「官能
検査室」で試飲して改良を重ねている」

昔から味は変わらず結構おいしいな、と思っていましたが、発売後40
年間で10回と、結構頻繁に味を変えているのですね。しかも、今でも
継続的に研究中なんです。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆MBA的に言うと?:Continuous Improvement 継続的改善
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●さりげなく常に改善

顧客に伝える、伝えないに関わらず、継続的改善は常に必要です。リ
ポビタンDの場合は、顧客に伝えずにさりげなく味を改善しているの
です。

私がMBAをWhartonで勉強していたときは、"kaizen"という言葉が
教科書に良く出てきました。トップスクールでもこのようなことを勉
強する、というのは、当然のことであるが故に忘れやすい、だからそ
れを継続的に出来ると強い、ということだと思います。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆購買者心理:同じモノを提供し続けるといつか飽きる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●飽きる

十年一日のような商売をしていると、いつか顧客が飽きます。昔は隆
盛を誇った温泉街が、閑古鳥が鳴くことになるのは、これによるもの
です。同じモノしか無いのであれば、お客様は飽きます。

驚異的なリピート率を誇るディズニーランドは、行くたびに何かが違
います。大規模なアトラクションの追加はそんなにありませんが、シ
ョーが違ったりして、毎回楽しませてくれます。だからリピーターが
つくのです。

●昔のパッケージ

最近、お菓子の復刻版がよく出ています。昔のパッケージと最近のも
のを比べると、昔のパッケージがすごく古臭く感じます。基本的な部
分は変わっていないのですが、今でも売れている商品は、パッケージ
もいつの間にか変わっていることに気づかされます。

●顧客の変化

十年単位で見れば、お客様が変わるのはわかりますよね? しかし、
十年毎に一気に変わるのではなく、徐々に変化しているのです。です
から、私たちも徐々に変わっていかないといけないのです。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ビジネス上の利点:顧客維持率向上・製品寿命長期化
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●止まっていると競合が追いついてくる

競合もあなたを追い抜こうと頑張っていますから、今は勝っていても
いつかは競合が追いついてきます。追いつかれれば、顧客は流出し、
製品寿命が終わります。

●いつまでも変わらぬ良いサービス

繁盛している旅館をTVで紹介していました。そこの女将さん曰く、
「お客様には、「いつも変わらないサービスをしてくれるね」と有り
難い言葉をいただきます。しかし、私たちは、少しづつ、サービスを
改良しているのです。そうしてこそ、「いつも変わらないサービス」
とおっしゃっていただけるのです。」とおっしゃっていました。進化
し続けるからこそ、より高まるお客様の要望に応えられるのですね。

●ラーメン店 春木屋

コミック雑誌で、東京・荻窪のラーメンの名店 春木屋さんを紹介し
ていました。創業者の方の言葉を引用します。

「お客さんの舌は味に慣れるからだ。全く同じ味を出し続けていると
いつかは味が落ちたと言われる。だから常に味を研鑽してベースとな
る味を絶対に変えず、お客様には気づかれないように少しずつ味を変
えていく。それで初めて「変わらない」と言われるんだ。そしてそれ
が「いつも変わらず美味しい」という本当の意味だ」

「−ラーメン人物伝− 一杯の魂」という漫画ですので、単行本が出
たらお読みになると面白いと思います。

●改良し続けて初めて維持できる

昔と同じことをしていると、飽きられてお客様は流出します。常に改
良して初めて顧客維持ができ、製品寿命も伸びるのです。

春木屋創業者の言葉を借りると、「いつまでも変わらない味」だと飽
きられますので、改良し続けて「いつまでも変わらない「良い」味」
を追求しないと生き残れないのです。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆あなたのビジネスへの応用:継続的改良のススメ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●落ち目になる前にやる

落ち始めてからの改善では遅いのです。うまく行っている間にやりま
しょう。落ち始めてからですと、後手後手に回ってしまいます。

うまく行っている間にいじるのは、勇気がいりますが、リポビタンD
はそのような努力をしているからこそ驚異的なマーケットシェアを維
持出来ているのです。

●「味が変わった」ことを訴求しない、リポビタンD

リポビタンDは、おいしさを売る商品ではなく、「元気」を売ってい
ます。「おいしくなった!」と訴求しても売上は上がらないでしょう
し、強く訴求すると、リポビタンDのポジショニングが「おいしいド
リンク」へと変化してしまうため、訴求すべきではありません。

しかし、味は継続購買には重要な要素です。このような場合は、黙っ
て改良し続けるのです。逆に、ディズニーの新アトラクションの様に
伝えることで売れる場合はお客様に伝えましょう。

●研鑽と調査

やはり、これに尽きます。常に研鑽して、それは調査してお客様の声
を聞きましょう。止まっていれば撃たれる(競合に追いつかれる)、
これは頭に入れておきましょう!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆今日のシャチョーさん(応用例)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●デザイナー事務所の社長

デザイナー事務所の社長兼チーフデザイナーさんが今日の売れたま!
をお読みになったようです。部下のデザイナーに話しかけています。

社長:お客様のXYZさんさ、お仕事いただいてからどの位だっけ?
デザ:そうですねえ。XYZさんとはもう3年目ですね。
社長:ちょっと最近、心配なんだよ。デザインを出しても、昔ほど、
   喜んでいただけなくなっただろ?
デザ:そう言えばそうですねえ・・・。あ、今日の売れたま!ですか
社長:そうなんだよ。そろそろウチのデザインに飽きて無いかなあ。
デザ:こんなときに、他のデザイン会社が売り込みに行くと、パッと
   変えられてしまうかもしれませんね
社長:そうだよなあ・・・次に提案するときには、今までと毛色を変
   えたものを出した方がいいかもしれないなあ
デザ:そうですね。今までとちょっと変えたものとか、かなり変えた
   デザインとかを出してみて、反応を見た方がいいですね。
社長:次はいつだ?
デザ:2週間後に提案をすることになってます。そのときは、じゃあ
   変えてみますね。
社長:おお、頼む。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆今日のもう一声
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●華やかな活動は誰でもやりたがりますが、このような地味な活動は
なかなか日が当たりません。このようなことを一生懸命やる社員の育
成と、その評価も重要です。

============今日の参考資料============
●読売新聞2002/05/29 朝刊 P.11
●月刊オースーパージャンプ2003年9月号 「一杯の魂」

◆◆◆◆◆◆◆◆◆メルマガ相互紹介コーナー◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

みなさん、「マンダラート」ってご存じですか? 「考具」という本
でも紹介されましたので、ご存じの方も多いかもしれません。

これは、極めて有効な考える道具です。原理は単純ですが奥が深い!
9つのマスを縦横無尽に使いこなして、頭の使い方を更にパワーアッ
プ。マンダラート、あなたも使いこなしてみませんか? このメルマ
ガではマンダラートの開発者、今泉さんがそのノウハウを大公開!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
▼ 集めた「知識」や「情報」を どう活かしますか?

メルマガは 優れた知識や 新しい情報の宝庫ですね? しかし知識
や情報は 活かして「使い」「行動化」することで 成功への道が開
けるのです。アタマの中を整理し 考えたことを 行動につなげてい
く 道具があります。たった9個のセルで成功できる超極秘の「ツー
ル」を あなただけに教えます!
今スグ クリック!!  http://www.mandal-art.com/eye.html
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

読者さんのビジネスに役立つメルマガの相互紹介をしませんか?
para@Lpara.com まで御連絡ください。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
**************************************************************
▼今日の日記▲
 一昨々日は、ビジネスマン勉強会のディベート講師、昨日は英語デ
ィベートの審査委員長、とディベートづいていました。ディベートが
よっぽど好きなんだなあ・・・と我ながら感心してしまいました。
 
**************************************************************
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓<免責事項等>〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●紹介した会社の各商標は各会社の登録商標です。紹介した会社・商
 品等は、例であり、戦略や商品の良し悪しの評価ではありません。
●無断転載は禁じますが企画や会議のネタにぜひどうぞ。全文転送な
 ら構いませんので、部下・上司・同僚など周囲の方にもお勧めを!
●メルマガの内容の実行は、読者さんの責任でお願いします。
●自社の売上向上のために使うのは歓迎ですが、このメルマガの内容
 の販売・コンサルティングへの利用で利益を得る行為は禁じます。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓<発行者情報>〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●発行者:佐藤義典   ●発行頻度:月・木の週2回目標
●感想、質問、実行の結果などは para@Lpara.com へぜひどうぞ!
●http://www.mpara.com(マーケティングパラダイス)
 マーケティングパラダイスはエルパラ(www.Lpara.com)傘下サイト
●購読の登録・解除はまぐまぐ、メルマ!、Macky! の各サイトか、
 http://www.mpara.com/mag.htm (マーケティングパラダイス)で
●バックナンバー http://www.mpara.com/backno.htm
Copyright 2003 Yoshinori Sato
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆次号予告:モデルルーム
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●分譲マンション販売の時にはお馴染みのモデルルーム。華やかなモ
デルルームの背後にある仕掛けとは?

〓〓次号の売れたま!でお会いできるのを楽しみにしています!〓〓

   

メールアドレス(半角) メルマガ

▲一番上へ戻ります

Copyright 2003-5 Lpara All Rights Reserved  禁無断転載